皆さんもご存じかと思いますが、
御嶽山が噴火し、多数の登山者が巻き込まれています。

御嶽山噴火で重体・重傷12人、行方不明者32人-消防庁 (訂正) 

9月下旬という紅葉シーズンかつ土曜の正午ということで、
多数の方が登山されていた模様です。


まだ状況ははっきりとはしていませんが、
1人でも多くの方が助かるよう祈っています。







ちなみに私と嫁も2011年9月下旬に登ったことがあります。

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御嶽山
標高:3067M 
登山口からの標高差:940M
王滝口駐車場~剣ヶ峰の往復であればコースタイムで5時間のため、3000M級の山の中では登りやすい山です。


王滝口の駐車場より

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登山中は上まで見晴らせて非常に気持ちよいです。

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頂上部にはきれいな高山湖があります。

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頂上付近はこんな感じです。
↓写真の左端に噴煙が上がってるのを確認できます。
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こんな感じで噴煙が上がっていました。
今回、噴火した位置である山頂の南側です。
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登山中の見晴らしがよい、頂上部分が広く見どころが多い、3000Mの割には登りやすいなど
魅力満載の山でしたので今回の件は大変残念です。







国や専門家がこの噴火を事前に予知し、入山規制をかけるべきだったかという問題は、これから議論されていくと思います。

しかし、予知だけに頼っていくことはできません。

登山者自身がチェックできる情報として気象庁HPの火山情報があります。

例えば、御嶽山のページに下記の内容が記載されています。

 火山名  御嶽山  火山の状況に関する解説情報  第3号
平成26年9月16日16時00分  気象庁地震火山部

 1.火山活動の状況
 御嶽山では、9月10日、11日に剣ヶ峰山頂付近の火山性地震が50回
を超え、地震回数の多い状態となっていました。12日以降はやや多い状態
で推移しています。地震の振幅はいずれも小さく、火山性微動は発生してい
ません。
 噴煙の状況および地殻変動に特段の変化は見られていません。

以上:気象庁HP:火山の状況に関する解説情報の発表状況(御嶽山) 
 


9月16日の時点で火山性微動は確認されてないものの、火山性地震は通常時より多い状態になっていました。

登山者にできることはこういった情報をチェックして、
登山を中止するかどうか検討することぐらいです。

登山のリスクは0にならないですが、些細な情報だけでもチェックしていくしかないです。






下記リンクは他の山の情報です。

火山の状況に関する解説情報の発表状況 (気象庁HP)

登山者の方はブックマークしておいて損はないです。


参考までに直近であれば、下記山岳において火山情報が出ていました。

雌阿寒岳 2009年
十勝岳 2012年
吾妻山 2010年
草津白根山 2011年 2014年
浅間山 2009年
御嶽山 2014年
三宅島 2009年 2014年
硫黄島 2012年
福徳岡ノ場 2010年
阿蘇山 2009年 2011年 2013年 2014年
霧島山(新燃岳) 2010年 2011年 2012年 2013年
桜島 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
薩摩硫黄島 2013年
口永良部島 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
諏訪之瀬島   2011年 2013年 2014年



最後になりますが、
1人でも多くの方が無事に救出されますようお祈りしています。