生産性。

最近、気になっている言葉です。

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というのも
年子が生まれたことで、育児・家事をやるためにほぼ残業をしなくなりました。自分の仕事の生産性を上げることでそれが可能になったのです。

ただ、自分の考える「生産性」という概念が正しいのか、検証してみたくなり本書を手に取りました。

結果、より自分の考えがクリアになりました。

とても良い本なので、メモを残しておきます。

 
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

ちきりん ダイヤモンド社 2016-11-26
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by ヨメレバ


題名は「自分の時間を取り戻そう」という題名です。

これは平たく言うと「生産性を高めて幸せに暮らそう」ということです。

このテーマに対して、
①なぜ生産性を高める必要があるのか(目的)
②生産性の高め方(方法)

が書かれています。

①の目的部分がしっかり書かれているのがよいです。
やっぱり目的がブレると実行できませんからね。


①なぜ生産性を高める必要があるのか(目的)

①-1 ゆったりとした生活の中で自分のやりたいことをやる時間を確保するため
ゆったりした生活を送ろうと思えば、生活に必要な家事、食べていくのに必要な仕事などをできるだけ高い生産性で=短い時間で終わらせ、残りの時間は家族と過ごしたり個人の趣味に使うというメリハリ型の生活スタイルを目指す必要があります
仕事だけでなく、家事も「生産性を高める」対象になります。

そして大事なのは「自分は何をやりたいのか」

例えば働かなくてもお金があれば何がやりたいですか?

まず本当に自分のやりたいことがなければ生産性は上がりません。仕事や家事の生産性を無理に上げたところで、やりたいことがないのであれば長続きしないのです。


①-2 高生産性は現代に必要な能力

今後の社会では生産性の高いものが残り、生産性の低いものが淘汰されていくため、今から生産性を高めることに慣れていたほうが良いのです。

例えば、テレビ。
テレビ番組を観る若者が減っているのも、頭出しもできず、自分の空き時間にサクッと観ることもできない、あまりに生産性の低い(時間という希少資源を有効活用するどころか、視聴者の貴重な時間を無駄にする)システムだからです。
テレビを生で見る際生産性は低いですが、インターネット上の動画を見るのは生産性が高いですね。見たいものを見たい時に見れますから。

今後はテレビが廃れ、インターネットが残るのは明らかです。


我々自身の仕事もそうです。
自分の生産性が低いと、高生産性を誇るサービスに取って代わられることとなります。



②生産性の高め方(方法)

②-1お金よりも時間にシビアになる

お金は見えやすいですが、時間は目に見えません。そのため、簡単に時間を無駄にしがちです。

しかし、自分のやりたいことをやるためには「お金も時間」も必要です。

まずは自分の希少資源である時間を安売りしないことを意識しましょう。


②-2インプットを減らす

大事なのは、ありえないと思えるくらい時間の足りない予定表を作ることです。そうしないと生産性は上がりません。5時間で終わる仕事を4時間で終わらせるという目標では、少しばかり手や眼を速く動かし、休憩時間を削ると(=インプットを増やすと)達成できてしまいます。(中略)「こんな短い時間ではとても無理」という状態にしてから、「その時間内で終わるやり方」をゼロベースで考える——これが生産性を上げるための秘訣
手を動かすのをやたらと速めるのではなく、仕組みを変えて生産性を上げることが重要です。

そのためには無理やりインプットを減らすのが一番。

私も育児のために定時で帰ると決めたからこそ、生産性が上がりました。


②-3完璧を目指さない

新しいことを初めてスグの頃の頑張りは、簡単に大きな成果につながります。しかし一定の時点に達すると、今までと同じように頑張っても、簡単には上達しなくなります。
ものによっては完璧を目指さずに、ある程度までサクッと上達した段階で時間の投入をやめるのが、高生産性の秘訣です。


以上、簡単にまとめました。


ぜひおすすめしますよ。

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