マロンとフランのお庭

夫婦2人で1つのブログを運営する「夫婦ブロガー」です。 年子育児の日常を中心に、猫、料理、本の紹介など、何でも書きます。 座右の銘は「viva la vida~人生を豊かに~」です。

戦争関連

今年は戦後70年。戦争特番ドラマをまとめてみた

・8月16日(日)21時 テレビ朝日

妻と飛んだ飛行兵

主演・堀北真希、成宮寛貴


知られざる太平洋戦争の史実を、
堀北真希&成宮寛貴で初映像化!
なぜ妻は、夫と散ったのか?
なぜ夫は、妻を乗せたのか?
70年の時を経て明らかになる、究極の夫婦愛!!


原作の本もイイですから、かなり期待できます。
本のほうは、本筋とは別に、当時の歴史を理解するためにも読むべき内容になってます。

過去記事



・8月1日(土)、2日(日)21時〜 TBS

レッドクロス~女たちの赤紙~

主演・松嶋菜々子、西島秀俊

今から70年前、自らの信念で戦時召集状、いわゆる「赤紙」を受け取り、戦地に赴く女性たちがいた。
第二次世界大戦中、「従軍看護婦」として3万5千人余りの女性が戦地に赴き、1,120人が殉職。
彼女たちは戦地で命を救う仕事に崇高な理想を持って男たちと肩を並べて働き、今や当たり前の"女性の社会進出"の先駆け的存在でもあった。


従軍看護婦に焦点を絞った作品。

今年は女性主役が多いですね。




・8月10日(月)19時半〜 NHK

一番電車が走った

主演・黒島結菜、阿部寛

昭和20年8月9日、一台の路面電車が焦土の街・広島を走り始めた。生き残った電鉄会社の社員が原爆投下の翌日から復旧作業を始めていたのだ。「電車が動いたら広島は復活するんじゃ!」曲がったレールに槌を振り下ろし、架線を張り直す。わずか3日後の運転再開にこぎつけた。
運転士は10代半ばの少女たち。人々は復興への希望を込めて、『一番電車』と呼んだ。




・8月15日(土) フジテレビ

私たちに戦争を教えてください

こちらはドキュメンタリー。

ナビゲーターは、小栗旬、松坂桃李、福士蒼汰、有村架純、広瀬すず

豪華なメンツですね。

70年前の日本で起こった戦争というものが、本当はどんなものだったのか、実際に体験した人々に会い、話を聞き、世の中に伝えることを使命とします。
若手俳優たちが現代の若者の代表として、全国の戦争体験者の住まいを訪ね、その凄まじさを肌身で感じていきます。




というわけで、今年は女性主演ドラマが3本。
 
戦争が始まれば、男性だけじゃなく女性も巻き込まれる。そんな当たり前のことが伝わってくるはず。

女性主演ということで、戦時中の生活状況なんかもよく描かれるんじゃないかなと思ってます。


今一度、戦争の愚かさ、平和の大切さを実感することが大事です。

今年はそのいい機会です。


ドラマでもいい、ドキュメンタリーでもいい。


そして、もっといいのは自分で戦争体験者に聞いてみること。


過去記事
祖父に戦争の話を聞いた 




私たちの子孫が幸せで暮らせますように。


「夫婦一緒に体当たりした」~衝撃のノンフィクション「妻と飛んだ特攻兵」

「妻と飛んだ特攻兵」

そのタイトルに衝撃を受け即購入。
食い入るように読みました。


妻と飛んだ特攻兵 8・19 満州、最後の特攻

豊田 正義 角川書店 2013-06-08
売り上げランキング : 19770
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「女が乗っているぞ!」
白いワンピース姿の女性をのせた機体を操縦していたのは
谷藤徹夫少尉、女性は朝子だった。
1945年8月19日。満州で20代の青年将校たちは、
ある者は許嫁の自決を見届け、ある者は恋人を連れ、
そして谷藤徹夫は妻を乗せ、空に消えていった。

「谷藤の生い立ち、妻・朝子との絆、夫婦揃っての特攻」を満州国の歴史を踏まえながら、淡々と描かれています。

衝撃的ではありますが、これは事実。
少しでも多くの方に知っていただきたいノンフィクションです。



ポイントを3つにまとめました。


1.夫婦で特攻に行った理由


これが一番気になるところですが、
敢えて本記事では紹介しません。

夫婦の絆が強かった。

それも理由の一つでしょう。

ただ当時の過酷な環境の中、そうせざるを得ない理由もあったのです。


この理由は是非、本文でご確認ください。



2.日本軍が特攻に固執した理由に驚愕した

これは、とある陸軍首脳の発言である

「いくらアメリカでも日本国民を根絶してしまうことはできない。攻めあぐねれば、アメリカもここらで和平使用と考える。そこまで持ち込めば取りも直さず、勝ちとはいかないまでも負けにはならない。国民すべてが特攻精神を発揮すれば、たとえ負けたとしても、日本は滅びない、そういうことだ」

この発言が信じられるだろうか。

狂気の極みとしか言いようがない。


改めて戦時中における軍部の異常さがわかる。


しかしこれは事実である。

事実である限り、現代に生きる我々は知っておくべきだろう。



3.日清戦争~終戦までの流れがわかりやすい


谷藤氏と妻が一緒に飛び立った理由を把握するには、
時代背景を知る必要があるため、日清戦争~終戦までの歴史が非常にわかりやすく書かれている。

特に満州国の歴史は詳細にわかる。


これだけでも本書を読む価値はある。



ポイントは以上。






目をそむけたくなる内容ではあるが、我々は過去に起こった事実を知るべきだ。

これから先も平和を望むのなら。







妻と飛んだ特攻兵 8・19 満州、最後の特攻

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祖父に戦争の話を聞いた

今年は終戦から70年にあたる年です。


終戦の年に20歳だった方は90歳、
終戦の年に生まれた子ですら70歳になっています。


戦争を知らない世代が大半となった今、
先祖の戦争体験を聞いて、後世に伝えていくことが大事です。



そう思い、祖父に手紙で聞いてみたところ
OKとのことだったので、
昨年10月に帰省した際、当時の話を聞いてみました。


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祖父は現在86歳。終戦時は17歳でした。

広島の農村部出身で、終戦時は呉の工場に勤務していたようです。


祖父は耳が遠く、少し話の意図が通じづらい部分もありましたが、
とにかく「戦争でいいことは1つもない」と強く伝えてくれました。

短いですが、できるだけ忠実に書き起こしたいと思います。



戦争について思うこと
>戦争、いいことは1つもない
>物はなくなる、さびしい
>食べるものもなかった
>全てを戦争に使ってしまう
>お米は軍にとられて食べるものはなくなる
儲けよう儲けようと思って戦争する者はよくない
>戦争とは暴力


戦争前と今の状況は似ていますか?
>詳しいことはわからん 


呉の工場ではどんなことをしていた?
>16歳で呉の軍工場に行き、ヤスリを使ったり、槌をふったりした。
軍の鉄砲玉を作っていた
>勉強をせずに工場にばかり行っていた


工場に行く前は何をしていた?
>家の周りを開拓し、芋や豆など何でも植えていた
>でも全て軍が持って行ってしまう
作っても作っても食べるものはない
>平和になったからこそ、今は何でも食べれて幸せだ


原爆投下時は?
>原爆投下時は呉にいた
>光は見えた。音も聞こえた。


終戦後は?
>田舎へ帰ってきて開拓
>くわ・スコップで掘って開拓し、食糧を植えた


>現代の人達に伝えることは?
命を大事にしなければいけない




祖父は直接戦争に行ったわけではありません。

ただ、戦争中の生活の厳しさが伝わってきます。

勉強も遊ぶこともできず、
作った作物を軍に持っていかれ、
人を殺すための鉄砲玉を作り続けた。

それが祖父の青春時代なのです。



現代に生きる私達は恵まれています。

恵まれていることを今一度、意識するべきです。

戦後70年間、戦争のない国を維持してきてくれた
祖先に感謝するべきです。

そして、我々は今後も戦争のない国を維持していかなければなりません。

そのためにできることは
戦争を知らない私達が過去の戦争について知ることです。

戦争が怖いものということをまずは知らなければいけません。


周囲に70歳以上の方がいっらっしゃる人は
当時の体験を聞いてみてください。


周囲にそういった方がいないという人は 
ネット上の戦争証言を見てみてください。

下記、サイトがおすすめです。

みんなの戦争証言アーカイブス 



まずは皆が知ること。

そして周りに、子孫に伝えていくこと。


それが一番大事です。

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おじいちゃん、ありがとうございました。





 

終戦記念日〜終戦69年〜


昔から戦争に対して興味があり
映画を観たり、調べたりしたりしてきました。

今でも毎年、この時期になると必ず
観る映画が2本あります。

一本目
はだしのゲン

by カエレバ

原作者は実際に広島原爆体験者です。
20年以上前の夏休みはよくテレビで
放送されていたのでその時期からみていました。
4年ほど前にDVDを購入し、それからは
毎年原爆投下日に観る様にしています。




二本目
さとうきび畑の唄

by カエレバ

日本唯一の地上戦が繰り広げられた
沖縄を描いた映画です。
戦時中の中であっても笑顔や笑いを
絶やさず生きていく家族が魅力的です。



終戦から69年
戦争を体験している方が少なくなっていく中、
私たちにできることは後世に伝えていくこと。
うちでは夏になるとダンナさんと
戦争についてよく話し合っています。
子どもにどんなことを伝えるべきか、
自分達の知識としてもどんなことを
知っておくべきか…
広島出身のダンナさんだからこその
考えがある様なので話は尽きませんが。


みなさんはどんなことを
後世に伝えたいですか?




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「日米地位協定入門」前泊博盛

本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)

前泊 博盛 創元社 2013-02-28
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by ヨメレバ


前から不思議に思ってたことがありました。

私の実家は広島です。
帰省する際は羽田から飛行機を使います。

羽田から広島へは西にまっすぐ飛ぶのが最短です。

しかし実際は、東側へ飛び立ち房総半島あたりで旋回して西へ向かいます。


この本を読んでやっと理由がわかりました。

羽田から西、伊豆半島より東の区域は
米軍の管理区域となっており、日本の民間機は通過できません。

そのため迂回しながら高度を上げてから西へ向かうのです。


管理区域とは図の紫のエリアですね。

o0450033012296384847.jpg
引用元:http://saigaijyouhou.com/blog-entry-896.html



以前から違和感はありましたが・・・
驚きです。



以上はほんの一例ですが、

本書には私の知らなかったことが
多く書かれていました。


------以下、読書メモ(引用です)-------------------------

首都東京をとりかこむような形で米軍基地が存在しているのです。さすがにこんな国は、世界中さがしてもどこにもないでしょう。

そもそも日本政府はいま、自国の国内にどんなアメリカ人が何人いるのか、まったくわかってないという驚くべき事実があるのです。米軍関係者はそうした手続き(出入国審査)をいっさい行わずに、基地に到着したり、基地から飛び立ったりしているのです。

東京大学にオスプレイが墜落し、安田講堂に激突、炎上して破片が広範囲に飛び散ったとき、米兵は正門や赤門を封鎖して、警視総監の立ち入りを拒否することができます。

-------------------------------------------------------


Q&A方式で書かれていますので
読みやすく、わかりやすいです。


日本にとって、米軍が必要or不要と決める前に
まず真実を知ることが重要です。







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本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)

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